オークスは距離不安で軽視した桜花賞1・2着馬が2・3着し、久々に大敗感を味わうこととなってしまった。
反省することは多々あるが、阪神競馬場が改修され、外回りの直線が長くなった影響で桜花賞がオークスに直結するレースになってしまったようだ。
特に初距離でペースが緩くなることの多いオークスでは血統より、決め手と実績がものをいうレースに変貌を遂げつつあるようだ。
オークスの2400mという距離を見直す時が来ていると長年考えているが、オークスは早く2000mのレースにするべきである。競馬先進国の欧米でもオークスを2400mで実施している国はほとんどないのだから。
桜花賞がマイルなのだから、オークスを2000mにし、秋華賞を2200mくらいで実施するのが理想だと考えている。
いよいよ待ちに待ったダービーがやって来る。ただ、今年のメンバーを見ると大混戦が予想されるだけに、じっくりとデータを検証しなければならないだろう。
まずは皐月賞組の検討から始めたい。皐月賞馬キャプテントゥーレが怪我で休養中のため、今年は2001年以来の“皐月賞馬が出走しない日本ダービー”となるが、それでも過去10年で13頭が連対している皐月賞出走組に注目しないわけにはいかないだろう。
そこで、皐月賞出走組の日本ダービーでの成績を、皐月賞の着順別に調べたところ、皐月賞“1着馬”と“3着馬”が圧倒的な好成績を残していた。
今年は1着馬が出走しないため、3着のマイネルチャールズしか該当馬がいない。
ちなみに、皐月賞のあと1戦してから日本ダービーに出走した馬は、過去10年で【1・2・0・25】という成績となっている。今年はブラックシェルが対象馬となる。
また、日本ダービーの出走馬を前走の単勝人気別に見てみると、前走で1、2番人気だった馬が好成績を挙げていた。前走で3番人気以下だった馬は、過去10年で114頭が出走して、わずか4連対と苦戦しており、優勝したのは、2006年に二冠を達成したメイショウサムソン(前走:皐月賞6番人気)ただ1頭だけである。
ここでもマイネルチャールズが該当馬となる。
今度はマイネルチャールズに不利なデータを調べてみよう。過去10年の出走馬の所属別成績を調べると、関西馬が10連勝、2着8回、3着7回と、関東馬にまったく付け入るスキを与えていない。また、騎手の所属別成績も同様で、関西所属騎手が9勝を挙げており、残る1勝はM.デムーロ騎手がネオユニヴァース(2003年)で勝ち取ったものだ。関東の人馬は、1997年のサニーブライアン(中尾銑治厩舎、大西直宏騎手)が優勝して以来10連敗中なのだ。
ダービーは荒れるイメージがあるが、それは相手が狂って高配当になっているだけで、優勝馬を見る限り単賞上位人気馬の活躍が目立っているレースなのだ。
過去10年の出走馬の成績を単勝人気別に見てみると、優勝したのはすべて3番人気以内の支持を受けた馬であった。また2着に入った馬も、10頭中8頭が5番人気以内と、上位人気馬優勢の傾向がはっきりとしている。特に1番人気の馬は、【7・2・0・1】で連対率90%と圧倒的な成績なのだ。
4番人気以下の馬からは優勝馬は1頭も出ていない。ただ、10番人気以下の馬からも連帯馬が2頭、3着馬も2頭出ており。人気から人気薄というのがダービー馬券のセオリーになっている。
しかし、今年は重賞を2勝している馬がマイネルチャールズただ1頭という混戦の年で、皐月賞のスピード指数を見ても指数差5の間に9頭がひしめき合っている状況だ。
今年はNHKマイルCからの参戦もいるようで、さらに予想を難しくしている。勝ち馬のディープスカイは皐月賞をスキップしているだけにキングカメハメハ以来の優勝の可能性がないわけではないが、京都の2000mで9着に大敗していることを考えると本命には押し辛い。
人気になりそうなマイネルチャールズにしても皐月賞の結果を見れば、他の馬での逆転の可能性も大いにあり得ると見ている。
ブレックシェルがNHKマイルCを使わなければ連の軸としては硬いと見ていたが、皐月賞→NHKマイルC→ダービーというローテーションはいかにも厳しい。キングカメハメハでNHKマイルCからダービーを征している松田国英調教師ならではの使い方なのだろうが、この馬がタニノギムレットやキングカメハメハ級の馬とはどうしても思えない。
となれば地味で人気にならないタケミカヅチ辺りから狙って見る手なのかもしれないし、皐月賞大敗も東京コースに替われば共同通信杯の勝ち馬ショウナンアルバも怖い。皐月賞で復調気配の見えたフサイチアソートも東京コースなら軽視はできないだろう。
未知の魅力ならダートながら4戦4勝のサクセスブロッケンだろう。特に2走前の東京1600mで記録した90という指数は古馬のオープン並みの指数なのだ。前走京都の端午Sで5馬身差で破ったユビキタスが昇竜Sを快勝していることを見てもこの馬の能力の高さが分かる。
血統的にもシンボリクリスエス×サンデーサイレンスで決してダート馬とも思えない。脚元などに不安があって芝が使えなかっただけなのかもしれないのだ。いきなりの距離延長はマイナスだが紐には抑えておきたい1頭だ。
他では皐月賞でも馬場が悪くなければ狙おうと思っていたノットアローン、青葉賞の勝ち馬アドマイヤコマンド、皐月賞4着のレインボーペガサス辺りまで手広く流すことになるだろう。
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